発達障害とは

「発達障害」とは「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」(発達障害者支援法)と定義されています。文部科学省では小中学校の通常学級で発達障害の特性を持つ児童生徒が6.5%という調査結果を示しています。発達障害への支援は、医学的診断のある人に対する支援システムはもちろん、特性のある人も含めたユニバーサルな支援環境を、ライフステージを通して途切れなく構築していく必要があります。

発達障害のある親の支援ニーズ

発達障害は、障害への気づきの困難から、周囲から「親の子育てのせい」、「本人の努力不足」などの誤解を受けやすいことが示されてきています。また気づきの時期から相談支援や診断までの期間が長いことも指摘されています。発達障害のある子どもを育てる親については、養育ストレス、不安、孤立感など様々な心理面の支援ニーズがあり、本人への支援はもちろん、家族への支援のしくみが早期から整備されることが望まれます。